一人暮らしで犬を飼う。-元保護犬ルナとの暮らし-

一人暮らしで犬を飼い始めて2年が経過。犬を飼う前にたくさんの人のブログを見て色々学ばせてもらったので、今度は私が誰かの参考になれればうれしいです!

肉食は犬を攻撃的にする?-食事内容と攻撃性の関連について勉強したことまとめ‐

こんにちは。

あんころです。

お久しぶりもいいところです。(笑)

ルナは元気です。 

食事と攻撃性の関係

さて今日は、あんころが学んだ食事と攻撃性の関連について書きたいと思います。

きっかけは、犬猫の攻撃性の行動診療科における治療について調べていて、選択的セロトニン再取り込み阻害薬SSRI)などの抗うつ薬抗不安薬が使用されているケースが多いと知ったことでした。

脳波を調べたら突発性てんかんの診断がつき、抗てんかん薬の適応になったというケースも非常に多くありました。

食事関連の問題行動が抗てんかん薬により改善した例もあるそうで・・・

 

攻撃行動が薬物療法の適応になるならば、抗不安作用のあるサプリメントでもある程度の効果が見込めるかも?と考えてさらに色々と調べていたところ、食事と攻撃性の関連性についてたどり着きました。

「肉食は犬を攻撃的にする?」と刺激的なタイトルをつけてみましたが、

結論から言うと、肉食が直接犬を攻撃的にするわけではなさそうです。

決して肉を食べると野生に戻るから攻撃的になるわけでもないです。

 

セロトニンと攻撃行動

ヒトや多くの動物において、セロトニンと攻撃性の関連が示されているそうです。

他にもセロトニンは脳のブレーキとも言われており、興奮性を抑えたり、リラックスさせる効果があると言われています。

セロトニンの脳内への取り込みを増やせば攻撃性は低下する可能性がある!

ということが言えそうです。

しかし、セロトニンセロトニンの状態のまま脳へ移動することができませんので、セロトニンを直接摂取しても効果はありません。

そこで考えられるのがトリプトファンの摂取量を増やすこと!

トリプトファンセロトニン

トリプトファンセロトニンの前駆物質であり、アミノ酸の一種です。

じゃあトリプトファンを始めとするアミノ酸をたっぷり含む高タンパクの食事を摂ればセロトニンが増えるんじゃないか?と思うところですが、ところがどっこい!(古)

これは逆なのだそう。

トリプトファンが脳内に入るためには、血液脳関門を通過する必要があり、高タンパク食はトリプトファンのライバルとなり得るその他のアミノ酸の量も増やしてしまいます。

高タンパクな食事の摂取によりトリプトファン血液脳関門を通過しにくくなり、結果的に脳内のセロトニン濃度が低くなるとのことです。

 つまり、高タンパク食は犬の攻撃性を増加させる可能性があると考えられそうです。

実際に、

低タンパク(18%)フード、低タンパクフード+トリプトファン、高タンパク(30%)フード、高タンパクフード+トリプトファン の4条件でフードを給餌し、攻撃行動を観察したとことろ、低タンパクフード+トリプトファン条件で有意に攻撃性が低下した。(DeNapoli et al., 2000)

 

テリトリー攻撃を有する犬に低タンパク(17%)、中タンパク(25%)、高タンパク(32%)食をそれぞれ与えたところ、低および中タンパク食で有意に攻撃性の低下がみられた。(Dodman et al., 1996)

 

高L-トリプトファン(Trp/LNAA比0.048)、α-カソゼピン(20mg・kg・1・day・1)を配合した実験食は、見知らぬ人への攻撃性を有意に低下させた。(加藤,2012)

他にも、

・α‐カソゼピン(ジルケーン等)の不安に対する効果はジアゼパム抗不安薬)と同等である

・高炭水化物食は高い割合でトリプトファンを脳内に届ける

・L-トリプトファンの添加は吠え行動と凝視行動を有意に減少させた

(これらはどこで読んだのか忘れてしまいましたスミマセン・・・)

など、食事内容(低~中程度のタンパク質比率)サプリメントトリプトファン、αカソゼピンetc.)の添加により、攻撃性を低下させられる可能性がある、ということがわかりました。

 

さまざまな本を参考に手作り食を実践したり、関節に良かれと思って高タンパクなフードをチョイスしていたあんころですが、うーん、これは攻撃性という観点から見るとベストではない食事だった可能性が高いです・・・。

特に最近出ている手作り食の本は、「炭水化物は一部のスポーツドッグを除き不要だ」とする本も多いですよね。

膝関節とダイエットのために良かれと思って炭水化物をほぼなくしていたあんころ。

田中先生に教えていただきジルケーンはずっと与えていましたが、高タンパクに偏った食事は脳内のセロトニン濃度を下げ、ルナの不安を増大させたり、攻撃行動、吠えや凝視の行動をより増加させていたりした可能性があります・・・。

 

食事内容を変更。効果はあったか?

そうと分かればさぁ実践。

手作り食を始めた一番最初の頃の配合に戻しました。

 厳密にパーセント計算するのは無理や!

今後はタンパク質比率低めなドライフードを利用することも考え中。

検討中のドライフードはこの辺。

Yum Yum Yum! やわらかドライタイプ(粗タンパク18%※ドライタイプは21.5%)

ナチュラルハーベスト ベーシックフォーミュラ メンテナンス(粗タンパク18%)

ナチュラリーフレッシュ ターキー&ラビット(粗タンパク24%)

このくらいしか見つからず、他は大体26%以上だった・・・。

私自身、高タンパク=良いフードだと思っていたし、高タンパクの方がやっぱり売れるのかな?

 

タンパク質の比率を変えて今日で7日目。

6日目の昨日、ここ最近では珍しい姿が見られました。

それは、

ここ数ヶ月確実に吠えていた、玄関へチラシが投函される音に対し、

一瞥はしたけれど吠えなかった

ということ。

 

この数ヶ月間、「あれ、こんなにいちいちバイクやトラックの音に吠えてたっけ?」と感じることがありました。

しかし、いちいち記録を取っているわけでもないですし、最初の頃はそんなにルナの行動をしっかりと観察していたわけではなかったので、気のせいかなぁと思っていました。

ですが、昨日のポストへの投函に吠えなかった姿を見て、もしかしたら、改善するかも!と思えました。

 

吠えがなくなれば、反応しているけれど吠えていない状態を強化したり、物音(=不快刺激)をオヤツ(=快刺激)と結び付け、よりストレスの少ない状態へトレーニングしたりすることができるかもしれません。

とか言って、今日あたりまた吠えたりして。(笑)

今日は久しぶりに窓を開放しています。(暑いので)

反応が見たい日に限ってバイク来ないよねぇ。

 

もう一つ気が付いたのは、部屋の中ならどこでも寝る子に戻ったということ。

ここ数ヶ月、お昼寝は基本的にあんころのベッドでしていたルナ。

そしてあんころがそばを通る度に不安げな表情を浮かべていましたが、ここ数日久しぶりにあんころのそばでお昼寝しています。

あんころの近くに置いた犬用ベッドで寝ていることもあれば、クッションとクッションの狭間で行き倒れている(笑)こともあり、睡眠時の緊張感が薄れたような気がします。(プラセボ?) 

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カメラ向けたら起きたけど、挟まって寝てました。(笑)

うちの子は高タンパク食食べてるけど不安な行動や攻撃性なんてありませんよって子ももちろんいるでしょうけれど、問題行動を起こす子の中には先天的にセロトニン代謝に問題を抱える場合もあるようなので、何もしないよりは試してみる価値があるのではないでしょうか。

開封のキアオラ(30%)、もうあげられないや・・・着払いで良ければほしい方います・・・?

食事以外でも、朝日を浴びたり、リズム運動をしたり(お散歩や咀嚼)、グルーミングしたりすることもセロトニン分泌を促すようです。

つまり、朝のお散歩最強!

まとめ

既に学習されてしまった攻撃行動については食事療法だけでは難しいものもあると思うので、その場合は行動療法と併用して食事療法も取り入れるのが良いのかなと感じています。

炭水化物と発がんには関連性があるそうなので、とこまで厳密に低タンパクにするかは難しいところですね。

低タンパクの弊害もあるだろうし。

最新の文献まではたどり着けなかったので、さらに学びが深まった際には追記していきたいと思います。

 

こういうことを学ぶたびになんとも言えない気持ちになります。

(ヒトにとって)問題(とされる)行動の背景に、神経伝達物質代謝異常があったり、てんかん発作があったり、それらによって生じた二次的な不安や恐怖があったり・・・

でも学ぼうとしなかったらそんなことはわからないし、「犬がナメてる」って思っている限りはこんなこと見えないですよね。先日犬に関わるお仕事をされている方がそんなことを言ってるの聞きましてね・・・。とちっちゃく書いてみる。

甘い!って思われるかもしれないけれど、「嫌だ!」と咬んでくるのなら、「嫌だからって咬んでも意味がない」と教えるのではなく、「嫌だと思っていることは別に怖いことじゃないんだよ」と教えたい。

時間は気が遠くなるくらいかかったとしても、拮抗条件付けと系統的脱感作でできるはず・・・。私みたいなイチ飼い主なんかより犬に関わるお仕事をされている方の方が数段上手にできるでしょって思っちゃう。ってこれまたちっちゃく書いてみる。

甘すぎるのかなぁ・・・。

 

久しぶりの超大作を最後までお読みいただきありがとうございました。

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